亡骸
陰に籠もる。
彼にはそんなことが時折あった。とはいえ、そうでないときも、世辞にも明るいとは
いえぬ性格を持ち合わせた彼のこと。誰が、彼のそんな変化に気付くことができるかと
いえば、今となっては昔馴染みとなってしまった情報屋――つまり自分だが――
くらいのものだろう。
彼はそれなりの年齢に達しているが、妻も子もない。作る気もないのだと、周囲は
皆知っている。彼の秀でた容姿に引き寄せられる女は多いが、彼はそれらすべてを
至極あっさり袖にしてしまう。すげなくされ、しかし諦めきれずに未練がましく彼を
見やる女が何人いたことか、馬鹿馬鹿しくて途中で数えるのをやめてしまった
くらいだ。
男女を問わず、彼の容姿に惹かれるものは後を絶たない。そんな彼らですら、
彼の内に巣食うものには気付かないのだ。まったく不思議なことだと、
エンツォ・フェリーニョは濃い琥珀色の液体をちびりと舐めた。が、エンツォには
わかっている。彼らは彼の容姿しか見ていないのだ。内面など二の次三の次。
女は彼の種を望み、男は彼の躰を欲する。まったく、愚かなことに。
かろん、とグラスの中で氷が踊った。エンツォのため息は止まらない。
純然たる異性愛者であるエンツォに、彼を抱きたい
などという慾は一切沸かない。が、それ以前に、彼は手に入れてはいけない
存在なのだという強烈な印象があるのだった。
ある、夜更け。
エンツォはアルコールの作用で重くなった脚を叱咤しながら、ようようの体で彼の
事務所にたどり着いた。彼の家は、スラムの奥だ。かつてエンツォが見繕った土地と
建物を、彼はたいそう喜び、気に入っていまだに手放そうとしない。彼の認識に
おいて、ここはまさしく一等地であるのだろう。真昼に殺人が起きても、住人の
誰も騒ぐことのない危険地帯。治安の悪さでは随一と評判だ。
物好き、とエンツォは肩をすくめたものだが、彼の腕前ならば暴漢や強盗に遭った
ところで殺されはすまい。あえてそんな地区を選んだ理由など知りたくもないけれど、
気に入ってくれたのならば探した甲斐があったというものだ。
半ばほど欠けた月は中天に座し、茫洋とした光でスラムを照らしている。
なぜ、こんな時刻にエンツォは彼を訪ねようというのか。それはエンツォこそが
問いたかった。理由は当然、彼だ。このところ、酒場で顔を見ないどころか電話に
すら出ない。酒場を切り盛りする親爺の言によれば、もうひと月以上も顔を出して
いないという。
死んでるんじゃないだろうな。
エンツォは冗談のつもりで言ったが、ありえないとは言い切れぬと一瞬でも思って
しまって、なんとも言えぬ表情の親爺と二人、黙り込んで顔を見合わせた。
彼は、危うい。
昔は無茶で無謀な命知らずで、命がいくつあっても足りぬといつも呆れていたものだ。
死にゃしねぇ。嘘か冗談か、本気か。そう言った彼の横顔は、何かしらを諦めたふうに
見えた。
今の彼には、人生の何もかもを諦めているようにエンツォの目には映る。気付けば
息をすることをやめていて、眠るように死んでしまっているではないか。そう
思わずにはおれぬほど、彼からは生気というものが感じられないのだ。
ただでさえ、彼は何度かエンツォの目の前で倒れている。理由はいつも、低血糖。
あまりの数値の低さに、毎回、どんな生活をしているのかと救急隊員が絶句する
ほどなのだ。
飯もろくに食わず、もしかすれば睡眠も充分ではないのかもしれない。そんな
不摂生を正してくれる相手が、彼にはいないことも問題だ。せめて恋人でも
いれば――彼を理解し受け入れる度量を持ち合わせた女性に、エンツォはまるで
心当たりがないけれど、そう望まずにはおれない。
彼は、あまりにも危うい。
暗い路地の奥、彼の事務所はひっそりと佇んでいる。昔はけばけばしいネオンが
まぶしかった看板も、今となっては光が灯ることはない。人の趣向は歳を経ると
変わるものらしいが、それにしても彼の変貌は目を瞠るものがある。まるで別人だ、
昔と今とでは。
玄関となるドアには、ノッカーもなければ呼び鈴もない。エンツォはドアを直接
叩いた。彼の名を呼ばわりながら、数度、叩く。時刻は日付の変わった午前一時。
人を訪ねるには非常識な時刻だが、荒事師らは昼夜が逆転した生活をしているものが
大半だ。彼は自らを便利屋と称しているが、くくりとしては荒事師と変わりない。
何度ドアを叩いても、名を呼ばわっても、内側からの反応はない。眠っているか、
はたまた外出中か。エンツォは肩をすくめ、試しにドアノブをつかんでみた。
手首をひねると、それに合わせてノブもすんなり回った。不用心な。眉を
ひそめつつ、そっとドアを引く。中は当然暗く、痛いほどに静まり返っている。
「おーい、いるのかぁ……?」
無論、返る言葉はない。彼が外出時にも施錠しないかどうかなど、エンツォは
知るわけもないが、可能性としては在宅と考えるほうが良いだろう。どちらにせよ
不用心なことに変わりはないけれど。
「寝てる、か……、……?」
出直したほうが良さそうだ。そう判断し、踵を返そうとしたとき、エンツォはふと、
物音を聞いた。水の跳ねる音のようだったが、確かではない。居住スペースへ続く
ドアのあるほうを、じっと凝視すること、しばし。
(また、だ)
水の滴る、かすかな音。
そこに彼はいるのか。ただ蛇口の栓がゆるいまま放置されているのか。わからないが、
エンツォの足は再び室内へと向いていた。事務所の奥、居住スペースへと続くドアへ、
ゆっくり、無意識に足音を忍ばせながら。
彼は昔から危なっかしい坊やだった。目が離せないとは、彼のような人間のことを
言うのだろう。呆れながらも、エンツォは彼を見限ろうと思ったことは一度もないし、
むしろ自分が見ていてやらねばと思うことは多かった。息子を案じる心持ちとは、
こんなものなのか。むず痒いけれど、嫌な感覚ではなかった。
手のかかる子ほどかわいいものだ、と世間では言うらしい。さもあらん。エンツォは
自分自身をして苦笑せずにはおれなかった。エンツォには子がないし、作るつもりも
ないというのに親の気持ちがわかるなどと、滑稽で、もしかすれば傲慢と言われるかも
しれない。
笑われても、エンツォはやはり彼の身を案じてしまう。それは偽りようのない
事実なのだ。
かすかな水音だけを頼りに、廊下を進む。彼との付き合いは長いけれど、彼の
私生活に踏み込んだことはほとんどない。この家にしても、エンツォが入ったことが
あるのは事務所部分のみであって、こちらに足を踏み入れたことは一度もなかった。
加えて、この暗さだ。どこに何が配置されているかも、エンツォにはわからない。
音の終点は、どうやら浴室であるらしい。
ぽたり、ぽたり、
途切れることのない音に吸い寄せられるかのように、エンツォは深く考えもせずに
暗い浴室のドアを開けた。電灯が灯っていれば、少しは思い止まっていたかも
しれない。躊躇して、彼がいるものとして声もかけていただろう。しかし、浴室に
明かりはない。そのことが、エンツォの手をノブへと引き寄せた。
キィ。金属の擦れる音が響く。耳障りだ。眉をしかめ、舌打ちをしようとした
エンツォは、次の瞬間息を飲む。
「ッ……!?」
誰もいないはずの浴室、その浴槽に、影がひとつ。闇を纏うようにひっそりと、
死神を迎えるようにぐったりとその身を浴槽に預け、頭は縁を枕に首を反らして
いる。
あたかも死者が横たわる棺のような、冷たい空気がエンツォの酔いを一気に冷まして
くれた。
「なッ……何やってんだ、オイ! ダンテっ!?」
駆け寄り、彼の肩を揺する。冷たい。一瞬ひやりとした。死んでいるのか。いや、
違う、水だ。浴槽に張られたのは湯ではなく水で、それが彼の体温を奪っているに
すぎない。とはいえ、いったいいつからこうして水風呂に浸かっているのか、
発見したからには彼を風呂から引きずり出さねば危険だ。
「起きろダンテ! 死んじまうぞ!」
彼の腕を肩に回し、反対の脇へ手を差し込みぐっと腰に力をこめる。彼は肥満体とは
程遠く、どちらかといえば細身と言える体躯の持ち主だ。しかし均整の取れた筋肉を
纏った肢体は、細身といえど思いの外に重量がある。さらには上背もあるものだから、
持ち上げるだけでも一苦労だ。
「ッたく……! 何をやってるんだ、おまえは」
起きろ、とわめく。眠っているのかどうかも確かめてはいないが、エンツォが
浴室に入り込んでも、こうして浴槽から引きずり出そうとしていても無反応なのだ。
眠っていると思うのは自然の流れであろう。
「……エンツォ、……」
虚ろな声だと、思った。自分の名は、はたしてこんな響きをしていただろうか。
不安と、奇妙な焦燥。これが彼の声音であるとは、エンツォは信じたくなかった。
「気がついてるなら、さっさとあがってくれ」
死にたいのか。なけなしの勇気でもって、彼に問う。彼は虚空を宿した双眸どこかを
見つめ、しかし何をも答えることなく口を閉ざした。エンツォの支えはそのままに、
浴槽の縁に手をつき長い脚を上げる。ぽたり、ぽたり、水滴が彼の髪から滴り落ちた。
それはさながら、血のように。そんなふうに一瞬でも考えてしまった自分自身に
ぎくりとする。
(何考えてんだ)
首を軽く振って思考を払い、彼の腰に手を回した。引き締まった腹筋がそうさせて
いるのか、見た目以上に細い。こんな細腰で、あんな分厚い剣を振り回し、常人ならば
両手でも難しいだろう改造銃を二丁も操っているのか。
化け物だ。にわかに、そう思った。
その化け物に、こうして肩を貸しているという奇妙さ。殺しても死にそうにない
化け物を、ひと月顔を見ないからといって死を危惧する自分。
他の誰が姿を消しても、どじを踏んだか、程度にしか思わないし、ましてや安否を
気遣うことなどしないというのに。彼は。彼の何がエンツォに特別視させているのか。
エンツォ自身にもそれはわからない。
「タオル、どこだ」
彼の躰は当然ながら冷えきっている。いったい何を考えて水風呂になど浸かって
いたのか。彼の思考はエンツォには到底理解できない。一生かかっても無理に
違いないけれど。
話す体力もないのか、黙り込む彼の答えなど待たず、エンツォは浴室の床に彼を
座らせタオルを探した。幸い、浴室のドアを開けてすぐのところに大判のタオルが
あり、暗がりでもそれとわかった。即座に、彼をタオルで包む。
「何だってまた、水風呂なんだ」
夏は近いが、盛夏はまだ先だ。風呂といえば年中シャワーのみという感覚の強い
エンツォにとって、盛夏であっても浴槽に水を張るという発想はない。
彼の冷えた躰を拭いてやりながら、エンツォはぶつぶつとくさした。黙って
いられなかった、というべきかもしれない。彼に文句を言いたいのではなく、
静寂に耐えられなかったからだ。黙れば、彼がそのまま死んでしまいそうな、
わけのわからぬ恐怖があった。
「ばかな真似するんじゃねぇよ」
泣きごとのようだ。情けないと思う反面、なぜこんなにも感情的になっているのか
不思議でならない。自以上に大事なものはない、というのがエンツォらの棲む世界の
常識だ。それを曲げて、己は何をしているのか。たかが便利屋一人のために、
何を。
エンツォ、と。かすれた声音が耳を撫でた。
「ん? どうした?」
「……俺は、なんで……」
その先に続いたであろう言葉を、エンツォは聞き取ることができなかった。
思いのほかにしっかりとした声色であったというのに、聞きこぼすとはおかしな
ことだ。が、聞かずに済んでよかったのかもしれない。おそらく、きっと、ろくな
言葉ではなかったに違いないから。
「ほら、立てるだろ」
言えば、彼は壁を伝うようにずるずると躰を持ち上げた。ふらつかれても困るので、
エンツォは彼の手首だけは握っている。
「それにしても……」
彼の躰は、意外なほどにきれいなものだ。妙な意味ではなく、エンツォはてっきり、
そこかしこに傷痕があるものと思っていた。暗いために目でちゃんと見ているわけでは
ないが、タオルを滑らせる膚はなめらかで、できものの類すらない。
意外、だ。いつもは、胸元こそはだけさせているものの、それ以上膚を見ることが
ないからだろうか。
上背はあっても筋骨隆々ではなく、むしろ適度に引き締まった程度の細身の体躯。
膚は透けるほどに白く、加えてこの顔立ちだ。男が彼を欲する理由はわからないでは
ない。彼の排他的かつ破滅的な、それでいながら無防備さを感じさせる雰囲気が、
男の支配慾を煽るのだろう。
(難儀な男だよ、お前は)
彼の裸身を見ても、エンツォは彼を抱きたいとは思わない。エンツォにとって、
彼はもはや息子のような感覚でしかないのだろう。手のかかる、子ども。目が
離せないのはそのせいに違いないのだ。
着替えは、と訊けば、ない、との応え。いつも裸身で就寝しているのか。思わず
訊いたエンツォに、彼はその時々だと言う。つまり、面倒なのだ。現状においては、
わざわざ服を着ることが。裸身で眠っても、誰からも文句は出ない。この家には、
彼以外誰もいないのだから当然だ。
「……判った、とりあえずこのタオルでも巻いとけ」
腰にひょいとタオルを巻いてやるが、それにしても彼の反応は鈍い。彼の昔を知る
エンツォは、それが時折寂しくも感じるのだ。
彼は、変わった。いつから、と思い返せば、彼の片割れが姿を消して以降であるに
違いない。
「支えてやるから、自分で歩きな」
エンツォは小柄ではないし、彼も大柄な部類には入らないが、さりとて彼を担いで
運べるかといえば答えは否である。彼には自分の脚で歩いてもらわねば、どうにも
ならない。
手間がかかるのは、昔と変わっていないのか。ほっとしている自分に気付いて、
エンツォは苦笑いを浮かべた。知らぬ間に、随分彼に入れ込んでいるらしい。
苦心して階段を上り、寝室へ。その間も、彼は一言も発しなかった。エンツォですら
無言だったのだ。彼に口を開く理由はなかったのだろう。昔はあんなにもおしゃべり
だったというのに。
二階には、部屋が二つ。一方はぴたりとドアが閉ざされており、もう一方は半端に
開いたままになっている。後者が彼の寝室であるようだ。ベッドが一つあるばかりの、
あまりにも殺風景な部屋。寝るためだけに使っているのだろう。よれたままの
シーツ以外、生活の匂いは一切しない。
彼をベッドに横にならせ、一息、つく。なぜ自分がここまでしてやらねばならない
のか。自嘲のような疑問は苦笑でもって消した。理由は一つ。放っておけぬからだ。
それを、なぜ、と問われると答えに窮するけれど。
「本当に、世話の焼ける坊やだ」
ため息混じりに呟きながら、エンツォの頬には笑みがある。そういうことなのだ。
どんなことがあっても、エンツォは彼を嫌うことができない。だから、彼を見放す
ことはこれから先もできそうにない。
「また、酒場に顔出しな、ダンテ。お前好みの仕事を持ってきてやるから」
もう眠っているかもしれないが、構うまい。また、自分がこちらへ出向いても
いいのだ。
踵を返し、自分のねぐらへ引き上げようとしたとき、不意に彼が口を開いた。
「俺は、」
その声音はやけに鮮明で、エンツォは彼を凝視した。
「俺はもう、飽きた」
「? ……何にだ」
思わず問うたエンツォだが、彼の耳には入らなかったらしい。ぶつぶつ、何をか
呟いている。そのさまはいかにも不気味で、エンツォは寒気を覚えずには
おれなかった。
「……アンタは、いない。俺が殺した。この手で、殺した」
うわごと。そう、きっと夢でも見ているのに違いない。これは寝言の類――そう
でなければ、どんなにか高額の仕事でも殺人だけは断固として拒否してきた彼が、
いったいいつ、誰を殺めたというのか。
それとも、水風呂などに浸かっていたせいで風邪を引き込んだか。
どちらでもいい。彼の言葉が嘘であると証明できるなら。
立ちすくむエンツォは、彼が宙空へ腕を伸ばすのを見た。
「なぁ、……今度はアンタの番だろ? 俺を……早く……もう、アンタのいない
世界には飽きたんだよ」
だから、早く。彼は何かに向かって懇願した。そして、
「なぁ、……バージル……」
確かにその名を呼ばわったのだ。瞬間、雷に打たれるようにエンツォはぎくりとする。
とっさに彼に駆け寄り、その肩を揺さ振った。
「しっかりしろ、ダンテ! おい!」
焦点の定まらぬ虚ろな瞳は、ここにはいない何かを映している。エンツォは焦った。
早くこちらに連れ戻さねば。彼は生きながらに死んでしまいかねない。
「ダンテ!」
揺さ振る彼の左目から、つ、と。涙がこぼれた。
「バージル……、……」
糸が切れるように瞼を臥せ、両腕がシーツに落ちる。ぎょっとして胸に耳を
押しあてた。心搏は、ある。眠っただけのようだ。
大きなため息をこぼし、躰を起こして額を押さえた。じっとり、汗で濡れている。
「まったく……何だったんだ……」
呟き、彼を見やる。ほんのわすがな間の出来事だったが、忘れられそうにない。
彼は深い闇を抱えている。それを、エンツォは払ってやることができない。それが
可能な人間は、おそらくこの世にはいないのだ。彼自身が殺めたかどうか、真偽の
ほどはわからないが。
「……店に、来いよ、ダンテ」
自分には何もしてやれぬかもしれないが、少なくとも、彼の身を案じる人間が
いるのだということは教えてやれる。だから。
「飽きた、なんて、言うんじゃねぇよ……」
月明かりの下、エンツォは自宅へ帰り着いた。もう一杯、どこぞで飲みたい気分
だったが、やめた。次に飲むのは彼が酒場に顔を出したときにしようと決めて、
着替えもそこそこにベッドにもぐりこんだ。目は冴えているが、眠らぬわけには
いかない。彼以上の目隈をこさえるなど、恥もいいところだ。
明日のために、眠る。それがおとなというものだ。
(おやすみ)
手のかかる大きな子どもに、そっと囁く。
安らかであれ。
安らかであれ。
どこぞにおわす神の祝福が、彼の身にありますように。
どうか。
どうか。
翳のある雰囲気がいい。
そんな言葉を吐いて彼に近付く連中を、排除できるものならしたいけれども――
彼はおそらく、何をも望みはしないから。エンツォはただ、彼の横顔を見やることしか
できぬのだろう。
うちの2Dはこんな感じで日々低血糖低血圧、生存意欲ゼロです。