遠雷――――第八幕
短い睡眠から目を覚ませば、あたたかな体温が隣にある。
安らかな寝息を聞き、穏やかな寝顔を飽くことなく見つめる。
それは何ということのない、日常の光景。けれども何ものにも変えがたい、幸福のひととき。
大事なものは、失って初めてそれと気づくものである。
ダンテはいつものように暗い朝を迎えた。
明けることのない宵闇の世界に、ダンテはもう長く暮らしている。
月明かりの照らす荒野はそれはそれで美しいが、硝子越しに見るその景色に、
ダンテはいつも、えも言われぬ寂寥を覚えるのだ。
それは理由の判然としない不安にも似て、けれどもダンテは日のほとんどを、
その景色を眺めることに費やしている。
わけはない。ただ暇なのだ。王の“半身”であるため、
王に仕えるものたちはみなダンテにまで恭しい態度を取る。それがダンテは好きではない。
文字通りの奇異な存在であるダンテに、侮蔑や嘲弄の声を投げるものはいる。
けれどそれらも、王を畏れてダンテに凶刃を向けることはない。
つまらない、とダンテは常々思っていた。
毎日ぼんやりしているだけでは躰がなまってしまうので、たまに鍛錬場で剣を振ることはあった。
強そうな兵を捕まえ、手合わせをねだったこともあったが、いつも手加減される。
それがひどく厭だった。
どうせならば、侮蔑や嘲弄を囁くものが襲いかかってくればいいのに、と思うこともあった。
この世界は力がすべてだと王は言った。弱肉強食。強さこそがすべてであるという。
ならば、と思うのだ。一斉にでも襲いかかってくれれば、
すべて返り討ちにするだけの自信がダンテにはあった。それほど、ダンテは強かった。
――若いころの話である。
どれほどの時間を、この闇に包まれた世界ですごしただろう。
陽のある世界にいた時間より、はるかに長いということは間違いない。
王の、バージルに寄り添うことを選び、闇色の世界に生きることを諾としたのはダンテの意志だ。
後悔などしていない。
それでも時折、太陽を見たいと思うことがある。
あちらに棲んでいたときも、陽が顔を見せているときには、
ほとんど出歩くことのなかったダンテではあるけれど、本当にまれに、
強く陽光を望む瞬間が確かにあった。
それはきまって、我が子に太陽を見せてやりたいと願うときだ。
ネロは当然ながら、太陽というものを知らない。
月よりも、篝火よりも明るいものの存在を知らずに育ったネロは、
ダンテの子とは思えぬほどに素直で、素朴なよい青年に成長している。
小さなころからおそろしいほど手のかからぬ子であったが、かといって反抗期というものも、
ネロには無縁であるらしかった。
身を起こし、ごそごそと広い寝台から降りる。
裸身に白い開襟シャツをおざなりに羽織り、毛足の長い絨毯を素足で踏みつけ隣の部屋へ移った。
そちらは壁の一面がすべて硝子張りになっている。
そこから、日がな一日外を眺めるのがダンテの日課だ。
外で何が起こっていても、ダンテにはまったくわからない。
世界から隔絶されたようなこの部屋で、 ダンテはいつか来る死を迎えるのだろう。
こわいとも、厭だとも思わない。
これがもっと若いころであったなら、そもそも死について考えることもなかっただろう。
今は、悪戯心にこの部屋から抜け出すことはすれど、城の外へ出ようと思うこともなくなった。
変われば変わるものだと、他人事のように思う。
ダンテは窓辺に近寄り、遠くへ視線をやった。一人きりの我が子は南へ遠征に向かった。
二日前のことだ。ネロがこの城へ戻るのはいつになるかわからない。
ダンテはただ、無事を祈り、待つことしかできない。
ネロが生まれて、十数年。その間に、ダンテの躰は何かに蝕まれるように痩せ、衰えた。
薬師は治すすべはないと匙を投げた。バージルは苦渋の表情でやめろと言った。
けれど、ダンテは誰の言葉も聞かなかった。
ネロには、ダンテにできるすべてを与えてやりたかったし、
それで自身が死ぬことになっても後悔はない。
優しい我が子は事実を知れば困惑し、もしかすれば謝罪などするかもしれないけれど、
これはダンテ自身が決めたことなのだ。
(無事でいてくれよ、坊や)
祈るように願う。ネロの死は、ははとしてのダンテの死だ。堪えがたいものだ。
けれどダンテには、剣を持ちネロを守ることはできない。
ネロにすべてを与えるため、剣を握る力さえもほとんど残ってはいなかった。
それだけは、悔やむに悔やみきれぬことである。
ダンテは自身の手を見つめた。肉の薄い、骨ばった手だ。
腕には申し訳程度の筋肉がしがみついているが、若い時分のことを思い返せば見る影もない。
もはや、ダンテの躰は死へ向かっているのだろう。ネロはすでに独り立ちするに足る年齢になった。
自分の役目はもうすぐ終わる。これでいいとダンテは思う。これでよかったのだと、思う。
王はいつものように執務室にこもり、書面に目を通していた。
皮紙に記された内容は、先日大鴉が報告した、十あまりの邑についてのものである。
ただの火災だと思われるものについても、兵を送って詳しく調べさせている。
報告書は城に近い邑のものから順次戻ってくる。
今バージルの手許には、そうして届けられたものが三つほどあった。
そのうち二つは火災によるもの、そしてもう一つは強大な悪魔によって潰滅の憂き目に遭ったものだ。
火事はいつどこで起こってもおかしくない災害である。明けることのない夜の世界にあって、
集落では最低でも一つは篝火が焚かれている。
風の強い日などは、その火の粉が移って火をもらうという事象がこれまでもいくつかあった。
報告書を見るに、火事の原因はどちらも、集落の端から始まっているらしい。無論、推測だ。
もっとも焼け跡のひどい箇所が出火元と考えられるが、失火か放火かはわからない。
紙をめくると、逃げた住民たちの証言が箇条書きに書き殴られてあった。
とにかく迅速に報告するよう命令してあるため、丁寧に書くことはもちろん、
書き直す時間もなかったようだが、バージルは眉をひそめることもなく、
みみずが這ったような文字を読み進めた。
その街は不気味なほどに静まり返り、肌にねっとりとまとわりつくような陰鬱な空気に満たされていた。
生きているものの気配はひとつもない。
「どう思う?」
ネロは斜め後ろに影のように付き従っている百人隊長へ、振り返ることはせずに声を投げた。
老人のようなしわがれた声が、少し間を置いて返ってくる。
「……調査の必要がありますな。ですが、まずは王へ報せを遣るべきでしょう」
「……そうだな」
ネロが聞きたかったのは、そんな事務的な答えではなかったのだけれども。
仕方がないかと思い直して、ネロは足の速い兵を見繕わせた。
空を飛ぶことのできるものがいればいいのだが、百の兵の中に翼のあるものはひとりしかいなかった。
それを使ってしまうと、本当に急を要する際に手詰まりとなってしまう。
兵の中で脚力の優れたものは、いくらかいる。
うちひとりを伝令に選び、その兵が隊列を離れると同時に、ネロはもう一度邑を見渡した。
うなじの辺りがぴりぴりと引きつるような感覚を、ネロは先ほどからずっと感じている。
殺気のような、憎悪のような何かだ。しかし生きているものの気配がしないというに、
何ものかの殺気を感じるとはおかしな話ではないか。
(何か、いるのか?)
眉をひそめて傍らを見やる。百人隊長の横顔もまた、何かしらを警戒しているように見えた。
「気づいていらっしゃいますか」
嗄れた声音が問うた。やはり、この男も気づいている。
兵の中にも、違和感を覚えているものはいるようだ。
「ああ。けど、どう考えたっておかしいだろ」
誰もいないってのに。
皆まで口に出さずとも、できた百人隊長はひとつ頷いてネロの言わんとしていることを理解した。
が、次に百人隊長が発した言葉は意外なものだった。
「しかし、有り得ないとは思いません」
「え?」
「確かに何者の気配もありませんが、それは生きている者はここにはいない、
ということであって、生きていないものがいる可能性については別問題です」
寡黙な百人隊長が長々とした科白を紡いだことに驚くよりも、ネロはその内容に眉をひそめた。
「どういう意味だ?」
「生者はいない代わりに、死者に似た何かがいる、と自分は考えます」
死者ではない、それに酷似した何か――何ものであるか、まったくわからない。
「……とにかく、調べてみるしかないか」
「御意」
ネロはすぐに小隊を十ほど作らせた。
そのうち一隊を自身が、百人隊長には別に一隊を率いさせて別々に捜索を展開することにした。
「ちょっとでも妙なことがあれば、すぐに俺か百人隊長に知らせてくれ」
聞き分けのいい兵たちは声を揃えて諾と応え、小隊ごとにさっと四方へ散らばった。
百人隊長のみならず、彼の率いる部隊に属する兵はよく教育がなされている。
この街は規模こそ大きいが、中央に小高い丘があるだけで、声や音を遮るような背の高い建造物はない。
どの程度の数の住民がここに暮らしていたのか、世情に疎いネロには試算さえできないが、
少なくとも、そのすべてが姿を消すという現象が尋常には起こり得ないことはわかる。
何があったのか。
生きものの気配はなく、けれども街並みはひとつも壊れたところがない。
何者かの襲撃があったとは考えにくく、しかし住民が自然消滅するとは考えられない。
(争いが起こる可能性がある、って話だったが、誰もいないんじゃ、争うどころじゃねぇだろ)
争いが起こった後だとしても、やはり街のどこにもその形跡がないというのはおかしい。
血のにおいさえしないのだ。
消え失せたとしか考えられないが、その結論はどうにも不自然にすぎる。
ネロと兵たちは注意深く辺りを注視しつつ、ゆるゆると進んだ。
間もなく街の中央の丘に到達したが、特別変わったことは何もない。
初めに感じた殺気の正体もまた不明なままである。
「とりあえず、登ってみるか」
肩を竦めて、ネロは石段に足をかけた。その背を兵たちが無言のまま追ってくる。
街はすべての道が石畳によって舗装されているが、
この丘については頂上の建物の正面にあたる方向に石段が組んであるだけで、
それ以外は土が剥き出しの状態である。
丘の上の建物は、遠目で見た印象よりも大きいように感じられた。
ネロは石段を登りきったところで振り返り、街並みを見下ろしてみたけれども、
やはり異常を見つけることはできなかった。せめてもう一度、先刻の殺気を感じることかできれば、
この探索にも少しは成果を挙げられるというのに。
ネロは後頭部をがしがしと掻いて、忠実な兵たちを伴って建物の中を調べることにした。
扉の取っ手を握ってみたところ、鍵の類は何もかけられていないようだ。
(何かいればいいんだが……)
祈るように願いながら、ネロは木製の重厚な扉を開け、石造りの建物へ入っていった。
艶のある黒曜の翼を悠々とひるがえし、ムニンは闇に包まれた世界を見下ろした。
一見して、異常は見受けられない。
しかしそれこそが異常なのかもしれない、と怠惰に陥ろうとする己を戒めた。
実際に、この世界は久方ぶりの変動に見舞われている。
いくつもの邑が火事によって焼失した例は過去にもあったが、
住民だけが忽然と消失してしまうという変事は、少なくともムニンの記憶にはなかったことだ。
巨大な悪魔によって破砕された邑のことも気にかかる。
仲間割れなど珍しくもないが、その巨大な悪魔の目撃情報が少なすぎるのである。
いずれの邑も、フギン――ムニンの片割れだ――が気づいたときには、
すでに現状のありさまであったというのも、奇妙なことだ。
大鴉は二匹より他に存在しない。
ゆえに王より課せられた任は多いが、フギンが不審の種を見落としたことは一度もなかった。
まるで空からの目を盗むように、ある邑では火事が起き、別の邑では巨大な悪魔が暴れ、
一方ですべての住民が姿を消した。
異常と言わずしてとう表現すればいいか、ムニンにはわからない。
情報が欲しかった。些細な糸でもいい。
何かしらの取っ掛かりがなくては、この異常事態を解決へ結びつけることはできない。
だから王は、ムニンを人間の棲む世界から呼び戻し、こちらの警戒にあたらせたのだ。
翼を持つ尖兵の、四つの目で暗闇の世界を監視し、
異変が起こればすぐに派兵し調査するわ今はそれしか、打つ手がなかった。
(坊やはどうしてるだろうか)
フギンがいち早く察知した争乱の芽を潰すべく派遣されたのは、王の一人息子であるネロだった。
あれ以降、フギンからの連絡がないことを鑑みるに、争いが起こったとは考えにくい。
未然に防ぐことができたのか、それとも別の異変が起こっているのか、
ネロの派遣された街とはまるで正反対の方角を監視するムニンには、
どちらであるともわからなかった。
不憫な子に、何らかの災厄が降りかからぬことを祈るしかない。
(それにしたって、何でこんなことになったんだか……)
現王はこの世界をよく統治している。
血と悲鳴を聞かない日のなかった前王の時代とは比べものにならぬほど、平和そのものだ。
それが、ここへきて著しく変化しようとしている。
自然的なものなのか、それとも何者かの作為によるものか、何もわからないというのは、
思う以上にもどかしい。
色違いの瞳が見下ろす大地は荒涼として、植物のひとつも見当たらない。
はるか昔には緑に覆われていたというが、ムニンにさえその時代の記憶はない。
枯れ果てた大地を見慣れた身としては、緑があったという記録は甚だ信じ難く、
誰ぞの作り話ではないかと、ムニンは思っている。
それほどに、この世界は植物が育つには過酷でありすぎるのだ。
砂礫と岩に覆われた大地を、けれどもムニンは死の世界だとは思わない。
ムニンは片割れのフギンとともにこの世界に生まれ育った。
こことは正反対の世界を知ってはいるが、それでもムニンにとってはこの大地こそが母なのだ。
ムニンの双眸が、不意にきらりと光った。前方、左。
小さな邑から、今まさに火の手が上がろうとしている。
篝火のようにも見えるが、絶えることなく焚かれる篝火が横に広がったり、
不自然に大きくなることはない。
「おい、相棒、聞こえるか?」
ムニンはすぐさまフギンに声を投げた。フギンは東を中心に警邏をしている。
――何があった?
声なき声が問い返した。フギンだ。
「火事だ。方角は北西。小さい邑だから、すぐに火の手が回るだろうな。おまえ、今どこにいる?」
――南だが、城からそう遠くはない。王に派兵を請うか?
「そうしてくれ。調べるなら早いほうがいい」
了解、とフギンは短く答えた。やり取りはそれだけで充分だ。
ムニンはすぐに降下の態勢を取り、すでに半分ほど炎に包まれた邑へ近づいた。
風はゆるく吹いている程度であり、篝火の火の粉が飛び火したとは考えられない。
邑といっても十数人が拠って住まわっているだけの、ごくごく小さな集落にすぎない。
火の手はすぐに、そのすべてを飲み込むだろう。黒い影がわらわらと炎に追われて逃げまどっている。
ムニンはつうと滑空し、邑の外へ逃げ延びた影に接近した。
「何があった? 放火か?」
早口に問う声に、影は一瞬驚いたようだったが、
間もなくムニンの姿を認識したらしく、反応を見せた。
「あ、ああ、たぶんそうだろう。篝火の火の粉が飛ぶほど風もなかったしな」
だが、と影は腑に落ちない様子で首をかしげている。
「こんな邑、放火して何の得があるってんだ……」
「誰がやったか、目星はつくか?」
ムニンの言葉に、影はひくりと顔を痙攣させたように見えた。
「私じゃない」
「べつに、あんたを疑っちゃいない。素朴な疑問ってやつさ」
「……なら、いいが。目星ってほどじゃないが、ここのところ、様子のおかしかった奴なら、いる」
「へぇ、そりゃ興味深いな。具体的に、どうおかしかったんだ?」
ムニンは影の肩辺りを借りて翼を折り畳んだ。
視線の先では、勢いの止まぬ炎が邑のすべてを喰らい尽くそうとしている。
「前々から変わった奴ではあったが、その程度なら珍しくもない。
だが、ある時から、妙なことを口走るようになったんだ」
影は自身の邑を包む紅蓮を見つめ、悲嘆するでもなく言葉を紡いだ。
「“天使になる”」
「はぁ?」
突拍子もない科白に、ムニンは思わず素っ頓狂な声をあげてしまった。
「天使? そんなもん、なれるわけないだろ」
ムニンら、この世界の住民は天使とは対極の存在だ。
と言っても、天使などというものをムニンは見たことがないし、
突き詰めれば神の存在に関しても懐疑的である。
「だから、誰も奴の言葉には取り合わなかった。
天使になりたくないのか、とか何とか言ってたが、そもそも俺たちは誰も、
そんないるかどうかもわからんもんになりたいとは思わなかったからな」
この影を始め、邑の住民のほとんどが、
天使というものに対してムニンと同じように考えているようだ。
「それで、その天使になりたいって奴は、今どこにいる?」
わからない、と影は首を振った。
「近ごろ姿を見てないようにも思うが、ねぐらの底まで確認したわけじゃないからな。
この騒動を引き起こして行方を眩ましたのかどうか、それも定かじゃない」
「……なるほど」
ムニンは翼の付け根をかさりと上下させ、小さく嘆息した。結局、何もわからない、というのが結論だ。
収穫がなかったわけではないが、それが何を示しているのか、
ムニンにはまったく想像もつかなかった。
(ま、念のために報告はしとくか……)
今聴いた話を頭の中で整理しながら、ムニンは焼け落ちた邑を眺めた。
逃げ延びた住民たちが、思い思いに邑の残骸を見つめている。
しかし彼らの中に、棲家を失って悲嘆に暮れるものはいない。
彼らは財と呼べるものを、一欠片たりとも持っていないからだ。
棲家そのものにしても、雨露をしのぐことができる程度のあばら屋にすぎず、
建て直すための木材がなければ、いっそ洞穴にでも居を移せばいい。
(こいつらは大丈夫だ。生きてりゃ、どうとでもなる)
ムニンはひとつ嘴を振り、止り木代わりに借りていた影の肩を軽く蹴った。
「あんたの話、参考になった。ありがとうよ」
「ああ……」
影は鈍い反応を返し、おい、とムニンの背におもむろに声をかけた。
「今思い出したんだが、さっきの天使がどうのって話、同じことを言ってた奴がいるらしい。
北へ真っ直ぐ行った、ここらじゃ一番大きな街だ」
ムニンはちらと振り返った。
「わかった、今から行ってみる」
「気をつけてな。月の顔色がどうも厭な感じだ」
「ああ……」
曖昧な相槌を残し、嘴を北へ向けて大きく翼を羽ばたかせた。
しばらくは影の視線を感じていたが、それもすぐに消えた。
ムニンの脳裏では、天使という言葉が絶えず繰り返されている。
何度反芻しても、その意味がわかることはなかったけれども。
進展したような、後退したような…